ブランディングのゴールとは?良いデザイナーの見極め方。

r.d.c. 2018-07-24 05:38

名古屋のブランディングカンパニーR.D.C.の大石です。実は、これからR.D.C.で新しいサービスをはじめようと考案中です。その新サービスは「ブランディングアドバイザー(仮)」。

それに伴い、僕とデザイナー岩門がしてきたブランディングへのこだわりポイントと、思想を整理していくと、新しい気付きなどもありました。このエントリーでは、そんな新サービスに伴う整理整頓から得られた、R.D.C.が考える「ブランディングの目的」、そしてそのために必要な「デザイナーの見極め方」をご紹介させていただきます。

 

ブランディングのゴールとは?

世の中的に「ブランディング」という言葉はかなり浸透してきました。よく打ち合わせでも「ブランディング」という言葉が行き交うようにもなりましたし、「名古屋 ブランディング」というキーワードからの検索で、お問い合わせを頂く機会も増えてきました。

しかし、世の中的に「ブランディング」という言葉が、ロゴをデザインすること、店舗をデザインすること…などの単発の「案件」に対して使われていることがとても気になります。ブランドを構築するとは、もっと戦略的で多角的で長期的です。それはグラフィック・ウェブデザインという領域に片足を置きながらも、ビジネスデザインの要素を多く含んでいます。

ブランディングは、ファン作り。

R.D.C.が定義するブランディングとは、「CIデザイン」ではありません。ブランディング = ファンメイクです。ファンを作るということは、非常にハードルの高いことです。商品を購入したり、サービスを受けた人が「満足」するのは当然、ファンを作るためには「感動」を与える必要があります。

感動を与えるためには、サービスのクオリティだけでなく、ユーザーが体験するすべてを「デザイン」しなくてはいけません。ロゴ、メニュー表、スタッフのユニフォームや接客態度、サービスのパッケージや最後にもらうレシートまで…非常に多くの媒体に接しますが、その全てでユーザーが定義する「満足の水準」を、圧倒的に超えなくてはいけないのです。

ブランディングのゴールは、「ファンによる8割の収益でビジネスを成功させる」ということ。

「ブランディングが必要だ!」「ブランディングをしてほしい!」という会話をよく耳にしますが、その目標地点となるゴールをR.D.C.で定義しました。それが「ファンによる8割の収益でビジネスを成功させる」というものです。

株式会社R.D.C.は、名古屋にオフィスを構えるデザイン事務所であり、最強のブランディングカンパニーです。名古屋一こだわり抜いた「ロゴデザイン」、そしてコンテンツSEOを軸にした「ウェブデザイン」、「名刺デザイン」などの営業ツールデザインを行っています。

8:2の法則があります。これはパレートの法則と呼ばれるもので、経済学者ヴィルフレド・パレートが提唱し、全体の2割の要素が全体の8割の数値を形成するというものです。わかりやすくするとこうなります。

売上の8割は、全体の2割の顧客が占めている

 

僕は20歳でデザイナーとして開業していますが、その頃夢に描いていいたのは「自分を評価してくれるファンとだけ、自由な発想で仕事がしたい!」というものでした。この気持ちを理解してくれる経営者の方も数多くいると思います。

僕らR.D.C.の使命は、ファンメイクをし、ファンによる8割の売上でクライアントのビジネスを成功させることなのです。ファンに囲まれ、口コミを得て、次なるファンができる…そんな夢の連鎖を求めるひとをR.D.C.では歓迎しています。

 

1つの制作物では、ブランディングはできない。

これまで数多くのブランディングを中心にしたデザインプロジェクトに関わってきたR.D.C.が実感してきたことが、「ブランドを作り上げるのは、たったひとつの制作案件では不可能だ」ということです。
全てのデザイン。ロゴ、名刺、チラシ、HP、ユニフォーム、看板…サービス、リクルート…。あらゆるシーンのありとあらゆるデザインによる継続的な接点によって築き上げられる「感動のイメージ」がブランドです。

一貫性が最も大切

考えてみてください。ロゴをリニューアルしたのも見ただけで、そのサービスのファンになりますか?居酒屋の働くスタッフが来ているユニフォームを見て、新しくなったHPを見ただけで、ファンになりますか?

ブランドはローマと同じく、一日では成らず。一つのデザインでも成りません。ユーザーとサービス・会社、スタッフそして経営者の思いのあらゆる接点をデザインする必要があるのです。
その体験のどこを切り取っても、同じイズムが伝わることが、時間をかけイメージ化されていくのです。

「あ!このロゴなんかいいな!」「あのユニフォームのデザイン可愛いな」「HPにで見るスタッフさん感じ良さそうだな!」というちょっとした「共感」を、連続的に生み出していく中でブランドができるのです。そしてその「連続」という構造を作り上げるのが「一貫性」なのです。

一貫性のためには、「デザイナーを変えない」が理想

デザインにおける一貫性を最大限に求めたときに、「全てを同じデザイナーに発注する」というのはとても理想的です。その会社の理念、経営者の思想を、毎回案件を発注する度にデザイナーに共有するのは、合理的ではありませんし。その度に、正しくそれらが伝わっているのかも怪しくなります。
それは、その会社が少し薄まった状態・屈折した状態で伝わってしまうことを意味しています。

R.D.C.のクライアント様は、有り難いことに弊社一本に絞ってお付き合いしてくださる方が非常に多くいます。

誰が優秀なデザイナーかわかりますか?

しかし、一人のデザイナーと長く付き合う上で、最も重要なのが「誰が優秀なデザイナーかを見極める」ということです。良いデザイナーとバッドなデザイナーの定義は様々あると思います。このエントリーでは、「ブランディング」がテーマなので、その軸でお話すると…

1.超細部までこだわることができる

2.文字の扱いに長けている

まずはスキル的な尺度で優秀かどうかを見極める基準を2つほど紹介します。

1)細部までこだわることができる

これは「ブランドは細部に宿る」という、くまモンの生みの親で有名なアートディレクター・水野学さんの言葉にもあるようにブランド形成をする上でデザイナーに無くてはならない資質です

ロゴにしても、チラシにしても、ウェブにしても「細部にこだわりぬく」という魂は、必要不可欠。なぜなら、先に述べたようにブランドは1つの制作物でも、短い期間でも作り上げることはできません。
とても長い期間使われるロゴなどは、ユーザーはもちろん、会社やサービスの提供者であるクライアントからも飽きられない耐久性が必要になるのです。

僕自身これと似たことを感じるのが、服を買うときです。ユニクロで買った服は、そのシーズンが終わるまで飽きずに着れるかあやしいもの…むしろ来年は無いだろうという見込みで、基本的に僕は「A.P.C.」以外で服を買うことはありません。
A.P.C.はフランス発信のなかなか高価なブランドですが、その理念への共感と、ディテール・素材・スケール・シルエットへの体感は、着ていることが全く不安にならない普遍的な「自信」を与えてくれるため、長期的に見ると、その高額な金額にも納得の買い物ができるのです。
僕自身、A.P.C.の8割の売上に集約される1ファンだということですね。

2)文字の扱いに長けている

2つめのものさしは、「文字の扱い」です。これはロゴや紙面を観察すれば、すぐに分かるデザイナーの見極め方です。

グラフィックデザインのスキルの中に「文字詰め」という技術があります。これは、画像のように単にパソコンで文字を打ちっぱなしにした状態では、文字と文字の間のスペースが不自然に見えるため、一文字一文字の間隔を微調整する作業です。

株式会社R.D.C.は、名古屋にオフィスを構えるデザイン事務所であり、最強のブランディングカンパニーです。名古屋一こだわり抜いた「ロゴデザイン」、そしてコンテンツSEOを軸にした「ウェブデザイン」、「名刺デザイン」などの営業ツールデザインを行っています。

ロゴはもちろん、チラシの見出しや本文を見た時に明らかに不自然なスペースのばらつきがある場合。それを作成したデザイナーは、「文字詰めの技術がない」もしくは、「文字詰めを捨てている」ということになります。

グラフィックデザインは、「面」と「文字」の2つで構成されます。紙面を構成する50%もの要素を捨てるということは、もはやデザイナーを名乗ってはいけないレベルの愚行です!また、そうしてしまう思考は、1の「細部にこだわる」という条件から外れるはずです。

そのデザインが良質なものかどうかは、「違和感があるかないか」ということが非常に大切です。先程の細部へのこだわりにも繋がりますが、文字の扱いは、場合によっては見ている人に違和感を与えてしまうこともある重要なポイントなのです。

ちなみに弊社のロゴ制作では、書体を上手く扱う以上に、オリジナルフォントから作成して組み上げるものになっています。

株式会社R.D.C.は、名古屋にオフィスを構えるデザイン事務所であり、最強のブランディングカンパニーです。名古屋一こだわり抜いた「ロゴデザイン」、そしてコンテンツSEOを軸にした「ウェブデザイン」、「名刺デザイン」などの営業ツールデザインを行っています。 株式会社R.D.C.は、名古屋にオフィスを構えるデザイン事務所であり、最強のブランディングカンパニーです。名古屋一こだわり抜いた「ロゴデザイン」、そしてコンテンツSEOを軸にした「ウェブデザイン」、「名刺デザイン」などの営業ツールデザインを行っています。

99%の要素を大切にする

2つのスキル的な条件以外に、僕が提唱したいのが、デザインを構成する1%の技術以外の99%の部分「哲学」が優れているデザイナーを選ぶことです。
デザインは、絵を作る技術だ。と思われがちですが、実際にはそうではありません。全体で捉えたときに、デザインの中で技術がしめる役割は、その1%。残りの99%は、そのデザイナーの「哲学」で出来上がっています。

こう説明してしまうと、デザイン=アートと勘違いされそうですが、そういうことではありません。デザイナーはその哲学をもってして、クライアントの理念や思想を「整理・解釈」します。つまり、この「哲学」が美しく、濃度があるものでないと、どれだけクライアントが優れた精神をもっていても、薄っぺらな解釈しかできず、当然出てくるアウトプットもストーリーを感じることができない弱いものになってしまうのです。

どんな濃度のコンセプトが作れるかがブランド・デザインには最も大切。技術は、それを違和感なく体現するのに必要なレベルで十分なのかもしれません。

 

ブランド構築の4原則

株式会社R.D.C.は、名古屋にオフィスを構えるデザイン事務所であり、最強のブランディングカンパニーです。名古屋一こだわり抜いた「ロゴデザイン」、そしてコンテンツSEOを軸にした「ウェブデザイン」、「名刺デザイン」などの営業ツールデザインを行っています。

最後に、ブランディングの4原則を紹介します。

1.ロゴの統一

2.書体の統一

3.色の統一

4.デザイナーの統一

この4つが、R.D.C.の考える「これさえ守れば最低限ブランディングができる」という、まさに「原則」です。

長期的・多角的なユーザーとの接点の中で、常に同じイズムを感じてもらうために、徹底した「一貫性」が必要なのが「ブランディング」です。

ロゴデザインをころころ変えてしまうのは、もっての他。理想的には、使う書体は和文・欧文ともにあらかじめ制定し、色相をきちんと見極め、色・カラーに関してもマニュアルに落とし込むことが重要です。

そして何より、ここで決めた3つの統一ルールを守る優秀な「ひとりのデザイナー」に発注を統一することが、ブランド作りに最重要なポイントになってくるのです。

 

 

株式会社R.D.C.は、名古屋にオフィスを構えるデザイン事務所であり、最強のブランディングカンパニーです。名古屋一こだわり抜いた「ロゴデザイン」、そしてコンテンツSEOを軸にした「ウェブデザイン」、「名刺デザイン」などの営業ツールデザインを行っています。