ロゴデザインにこだわるべき6つの理由【ブランディング】
ロゴデザインにこだわらなくてはいけない理由
名古屋のブランディングカンパニーR.D.C.のディレクター大石です。R.D.C.は「ロゴデザイン」とそれに伴う「書体開発」のクオリティに自信のあるデザイン事務所です。自分たちが胸を張って最高だと言えるクオリティなので、もし疑いのある方が居れば、ぜひ制作実績ページをご覧ください!
ロゴデザインをさせていただくブランディング案件が非常に多いR.D.C.
僕らR.D.C.は、兼ねてからクライアントさんに向けて「ロゴの大切さ」を伝えてきました。最近は、ご紹介でお客様がたくさん増え、プロジェクトの数も増えてきたことから、リニューアルの案件も多く担当させていただいています。
ですがほとんどのプロジェクトは、「ブランディング」もしくは「リブランディング」で、新たに開業される会社様や新規リリースされるサービスのロゴデザインをさせていただくことが、非常に割合として大きいのが弊社の特徴です。
開業時に制作させていただいた先生こだわりのロゴデザイン。
ロゴには予算と時間をかけてこだわるべき!
たくさんの新規立ち上げのプロジェクト、そしてリニューアルのプロジェクト、それぞれを経験していると一つの答えが見えてきます。それは、「最もこだわるべきは、ロゴデザインだ!」というものです。とりわけ開業やサービス開始時に制作する「最初のロゴ」には、めいいっぱいの時間と費用をかけてもいいと思います。このエントリーでは、「ロゴデザインには、特にこだわるべきだ!」ということを理解していただける6つの理由を解説致します。
その1 : リニューアルに伴う費用が膨大になる
まずは現実的でわかりやすい理由から。ロゴは最も多くの媒体に使用されるものです。名刺、チラシ、DM、ウェブサイト、そしてお店の看板や内外装…。もしロゴのデザインを一新したい!と思ったとしても、ありとあらゆるツールにすでに展開してしまった旧ロゴを変えるのには、とても費用がかかります。
名刺の印刷費程度ならダメージは少ないですが、これが看板や内外装となってくる話は変わってきます。ウェブサイトも業者によっては、ロゴの差し替え程度の修正にも費用をもらっているところも珍しくはありません。
看板などは施工費が非常に高くつくので、しっかりしたロゴを最初に作っておくべきです!
その2 : 長いスパンで見たら、めちゃめちゃ安くなるロゴ制作費
もしその会社が有り続ける限り、そのロゴを使い続けることができるクオリティだとして、使用している期間で制作費を割ってみると、いかにロゴがリーズナブル(合理的)な媒体であるかがお分かりいただけるでしょう。
もちろんこれは、「いいロゴデザインだったら」という前提の話にはなります。「いいロゴ」の定義は非常に難しいですが、ひとつ言えるのは、クライアントとなる会社やサービスの中の「本質的であり、不変な理念」が造形に落とし込まれているロゴは、デバイス変化や社屋の巨大化などの機会に必要なセミリニューアル以外、手を加える必要のないものでしょう。
その3 : 社員モチベーションにつながる
ロゴデザインは会社の顔であり「人格」です。その会社で働く社員にとって、自身が働いている会社のブランド感が直に感じられるCI(コーポレート・アイデンティティ)への共感は、モチベーションに直結します。
また、社員モチベーションがサービスのクオリティや、UX(ユーザー体験)に非常に現れるのは言うまでもありません。最近、飲食メニューの制作を担当させていただいた立飲み「大黒」さんは、社員モチベーションが非常に高く、スピード感あふれる店内の雰囲気と、スタッフさんの対応はとても心地よいUXを生み出しています。
最近、採用サイトやそれに伴うリブランディングのプロジェクトもいただいていますが、これまでのような「条件」や「広告」だけでいい人材を確保し続けることは、これから先非常に難しくなっていくだろうと思います。
この会社で働くことの「特別感」をきちんと伝達するためのデザインクオリティは、リクルートシーンでのブランディングにもとても貢献するはずです。
毎日使う「名刺」。そこに必ず置かれるロゴがイケてないのはモチベーションが上がりません。
その4 : ウェブと違って、ころころ変えられないロゴデザイン
「一般的に、ロゴにお金と時間をかけたい」という方と「ウェブにはお金をたくさんかける」という方、どちらが多いかと言えば、確実に後者の方でしょう。確かに表面的な役割で仕分けをすれば、ロゴは「ブランディング」、ウェブサイトはその多くが「集客」だと認識されているはずなので、仕方がないと言えばそれまでです。
ですが、「その1」でも述べた通り、ロゴデザインは使用しているシーンが増えれば増えるほどに、リニューアルのハードルが金銭面でも時間面でも上がっていきます。
ウェブサイトに関して言えば、仮に失敗したとしても、アクセス解析をしながら打開策を打ち立ててリニューアルをすることで挽回できます。もちろんお金はかかりますが。しかし、一度しょぼいロゴが社会で浸透してしまったら、そこから「イメージ」を変えていくには、これまた時間と労力が必要になります。
「ウェブは失敗してもいいものだ」とはもちろん言いませんが、「ウェブは育てていくもの」なので、必要な箇所や、持つべきコンテンツはどんどん修正・追加していくのが当たり前です。
頻繁にコンテンツやデザインを調整していくべきウェブサイトと、ころころ変えてはいけないロゴデザイン。もちろんどちらも大切なツールですが、やはりロゴは「変えれない」という前提で、しっかりとしたものを作るべきです。
その5 : 大大大成功している会社にダサいロゴデザインはない!
Apple、Google、LINE、IBM、Facebook、Amazon…この規模の大企業を並べていったとき、「ダサい!」というロゴは、まず見かけません。ちょっと辛口な表現になってしまいますが、「上場を目指しています」くらいの会社には、ロゴをはじめとするCI(コーポレート・アイデンティティ)に、全く意識が行っていないところが非常に多いことを常に感じます。
服を売るわけじゃないから、B to Bだから、というのはロゴにこだわらない理由には全くなりません。協賛など65pxというほんの僅かな領域で会社をPRするときに、「ロゴ以外の情報が載せれない」なんてこともザラにあります。それなのに、ロゴデザインを後回しにしたり、「この色が好きだから」というような理由でイケてないロゴを作ってしまうのはナンセンスです。
その6 : ロゴへのこだわりは、「人間力」へのこだわりと同じ
ロゴデザインは、会社の「人格」だ。といいましたが、R.D.C.ではロゴデザインのお仕事を頂いた際に、提案を「プレゼンムービー」で行います。数分のムービーには、その会社の歴史やストーリー、業界の知識や意義、ターゲットと「共感」したいこと…などなどをもとに、「なぜこの形になったのか」という物語が語られます。
実はロゴにとって大切なのは、デザイナーの腕よりもまず「理念のクオリティ」です。どんな想いを持って、どんなストーリーがそこにあって、その結果どんな「理念」が出来上がったのかがロゴの完成度に直結します。クライアントが様々な経験からどんな「理念」を研ぎ澄ましてきたのか…その本質的で不変な概念からこぼれ落ちるのがロゴデザインです。
「ロゴにこだわる」ということは、人間で言えば「中身にこだわる」ということに似ています。服装や髪型など見かけばかりを気にして中身のない人間ではなく、「人間力」のある、どんな局面でもかっこよくいられる人間には、人やお金がついてきます。
人間力を会社に置き換えれば「会社力」。それをそのまま形に落とし込むロゴデザインが、何より大切な制作媒体だと理解していただけるかと思います。
愛着を持てることも大切
ビジネスで使うことになる「ロゴ」には、理念が表現されているだけでなく、対象とするユーザーと「共感」することがとても大切です。そこには、色、文字、面という要素を巧みに使いこなし、デザインの理論をもとにした駆け引きが必要な「デザイン学」的なものが大切です。
ですが、それと同じくらい大切なことが「クライアントが愛着を持てること」です。先程の社員モチベーションの話にも近いですが、誰よりその会社・サービスのオーナーが愛着を持って、そのロゴを使い続けることができるのは、非常に重要なことです。
僕らR.D.C.のロゴデザインは、「納品」にゴールを置いていません。はじめて動画でロゴをプレゼンしたときに見せていただけるクライアントの表情や、ときに涙を流して喜んでくれている姿です。R.D.C.がもっともこだわりを持つサービス「ロゴ制作」のゴールは、その「感動」にあるのです。
それはクライアントのロゴへの愛着に繋がり、長く使っていただけるものになると信じています。