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2018.05.08

医療系のホームページに規制!ブランディングで集客する時代へ。

医療機関のウェブサイト上の掲載内容が「広告」とみなされ、規制。

名古屋のブランディングカンパニーR.D.C.のディレクター大石です。「医療機関は広告をしてはいけない。」というルールがありますが、2018年5月の朝日新聞で、医療機関のウェブサイトが「広告」とみなされるコンテンツを定め、6月に改正医療法を施行、規制を始めるという記事が公開されました。

【朝日新聞の記事】https://www.asahi.com/articles/ASL4L5HD1L4LULBJ00V.html

これまで、テレビCMや看板とは、患者本人が能動的に情報を得るという性質からウェブサイトは特別とされ、法令で規制はされていませんでした。しかし、過剰広告によるトラブルが続いたことで、いよいよウェブサイトでの集客も改めてその方法を考えるタイミングとなりました。

規制対象になる記載事項

・絶対安全な手術

・○○%の満足度

・日本有数の実績

・著名人も当院で治療

・○○治療し放題プラン

・患者による治療の体験談

・治療前と後の写真

明らかに押し売り感のあるテキストもありますが、サイト内に「治療体験談」や「ビフォー・アフター」を載せていけないのは、結構厳し目だな!という印象です。確かに、体験談も捏造できますし、ビフォーアフターもフォトショップが得意なデザイナーにかかれば加工し放題なので、納得できますが。

 

規制により考えられる影響

Googleマイビジネスのレビューはどうか?

自社サイトでの広告は規制の対象となったとして、僕自身も患者として通院することをイメージするとき、やはり重要だと思うのは「レビュー」です。先に、「治療体験談」の記載がNGになったとありますが、これが駄目になるとすると、Googleマイビジネスのレビューはどうなるのでしょうか?

Googleアカウントを使ってコメントするこのレビューですが、病院関係者がアカウントを複数作って偽名でコメントをすることも可能なわけです。と言っても、これを完全に規制するのはかなり難しいはずなので、コメント元の「信頼性」をより正確に判断していくことがとても大切になってきますし、
ユーザーにとっても病院への率直な評価は、重要な情報になるので、ネット上から消されてしまうのは困るでしょう。

R.D.C.は、名古屋に事務所を構えるデザインオフィスであり、最強のブランディングカンパニーです。名古屋一こだわり抜いた「ロゴデザイン」、そしてコンテンツSEOを軸にした「ウェブデザイン」、「名刺デザイン」などの営業ツールデザインを行っています。

信頼性をデザインで表現しなくてはいけなくなる

・絶対安全な手術

・○○%の満足度

・日本有数の実績

・著名人も当院で治療

このあたりの文句をウェブ上に記載したい理由は何でしょうか?それは、「信頼感の演出」をするためです。ここなら安心して治療してもらえそうだという、信頼感を演出することで、コンバージョン(お問合わせや来院)につなげるというのが目的でしょう。
では、これらのテキスト表現が禁止されていった場合、どんなエレメントで「信頼性」を伝達することになるでしょうか?それはまさしく「デザイン」の役割になっていくと思います。

「デザインされたものが与える影響とは?」ということを一般の方に質問すると、「おしゃれに見える」「良いものな気がする」という答えが返ってきますが、正しい表現に置き換えるとすると「信頼してよいかの基準ができる」ということになると思います。

デザインをするためには、その製品やサービス、会社の情報や理念をリサーチし、得られた情報にプライオリティを付けて、関連するイメージや色を活用する必要があります。そのプロセスの中で、対象となるコンテンツの成り立ちや文脈が成果物に取り込まれていくため、いいデザインがされているものは、パッケージ一つをとっても、ただ製品が置かれているだけの状態より「情報を持っている」ことになるのです。
そのため、「信頼していいかどうか」の基準が、普通の状態よりわかりやすくなり、ユーザーの判断を助ける効果があります。

R.D.C.は、名古屋に事務所を構えるデザインオフィスであり、最強のブランディングカンパニーです。名古屋一こだわり抜いた「ロゴデザイン」、そしてコンテンツSEOを軸にした「ウェブデザイン」、「名刺デザイン」などの営業ツールデザインを行っています。
デザインがなされた媒体は、直感的にその信頼性を判断しやすい

 

医療のデザインこそ「ブランディング」することが必須となる

ウェブサイトに規制が入ることによって、医療機関の「集客」のあり方は変わりますし、それに伴って「どのデザインに力をいれるべきか」という優先順位にも影響が出てきます。

先程述べた「デザインされることによる信頼感」は、ウェブサイトだけのことではなく、そこに使われるロゴのデザイン、使われている書体のデザイン、色の配色など細部にまで行き渡ります。

ウェブサイトでを使った「広告」ができない以上、優先的に制作に慎重になるべきなのは、まず「ロゴデザイン」からはじまるCI(コーポレートアイデンティティ)でしょう。
何より、ロゴはすべての媒体に使われるツールであり、医院の「人格・性格」に形を与えた「顔」のようなものです。その表情がどのようなコンセプトでメイキングされていくかのブランディングは、根本的な「信頼」に直結する要素です。

また、医院の内外装もとても大切ですね。居心地の良い空間をデザインすることは、患者さんのUX(体験)にとても大きな影響を与えます。待合いスペースのクオリティひとつとっても、最終的な顧客満足度は大きく変化するでしょう。

その次に、診察券や問診票、クリニックのリーフレットなどの継続的にも、量的にも使用頻度の高い媒体が入ってくると思われます。

 

カトレヤクリニックのブランディングプロジェクト

R.D.C.は、名古屋に事務所を構えるデザインオフィスであり、最強のブランディングカンパニーです。名古屋一こだわり抜いた「ロゴデザイン」、そしてコンテンツSEOを軸にした「ウェブデザイン」、「名刺デザイン」などの営業ツールデザインを行っています。
R.D.C.は、名古屋に事務所を構えるデザインオフィスであり、最強のブランディングカンパニーです。名古屋一こだわり抜いた「ロゴデザイン」、そしてコンテンツSEOを軸にした「ウェブデザイン」、「名刺デザイン」などの営業ツールデザインを行っています。

 

R.D.C.でも、今年4月に名古屋は吹上イオンモールの向かいに開院した「カトレヤクリニック」様のブランディングプロジェクトに関わらせていただき、シンボルマーク・ロゴタイプを作る「ロゴデザイン」と、「書体開発」、名刺デザインをさせていただきました。

カトレヤクリニック様のプロジェクトでは、弊社はウェブサイトのデザインはしておりませんが、シンボルマークを医院の看板に大きく使っていただいております。

 

医療機関であるからこそ、しっかりしたブランディングをしていくことがとても重要になってくる時代に入りました。スマホをベースにしたネット上の情報収集の過程でも、デジタル使用までを視野にいれたロゴデザインや書体の設計からデザイナーをプロジェクトに入れることは影響が大きいですし、最終的な集客と口コミにもその力は及ぶでしょう。