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MIKAWAYA KAMIGU SHOP

愛知県名古屋市中区大須に位置する、三河屋神具店様のブランディングプロジェクトです。

コンセプトは「感謝を環(まわ)る」。

環に向かって手を合わせ、周り(環境、輪、循環)を見ることは環と対となる自身を見つめることです。その真っ直ぐ垂直に立ち手を合わす人は地に足を着きフラットな状態です。見方を変えると大きく羽を広げた「鶴」となり、「三河屋神具店の意志を継ぐこと」、「神棚文化を世代問わず絶えさせないこと」を宿した吉兆の鳥として意志を表しています。「欧体楷書」は、中国の唐の時代に楷書の名筆として知られた欧陽詢の書に習い、その特徴である端麗な姿をよみがえらせた楷書体です。外国人が見た場合に一目で日本の文化としての風格を感じさせ、間をとることで神聖な空気感と現代に合う和雑貨のような新鮮で馴染みやすい感覚を狙って造形いたしました。印のようなアイコンは、初代の看板に使用されていた鳥居のマークと、印のように制作した三河屋神具店という文字を使用し、様々な媒体に「三河屋印」として使用を想定しています。ブランディングの一環で三河屋で永く使われてきた意思を様々な場面に残していく狙いです。