R.D.C.はロゴを動画でプレゼンします。【ブランディング】
R.D.C.はブランディングのプロジェクトが非常に多い!
名古屋のブランディングカンパニーの大石です。今日は、他のデザイン事務所とは少し違う、R.D.C.独特なブランディングへのこだわりについてエントリーを書こうと思います。
R.D.C.のクライアント様の多くは、ロゴ制作をご依頼いただいている方々がほとんどです。これは何を意味するかというとR.D.C.が「ブランディング」に関わる仕事が非常に多いデザイン事務所であるということです。
世の中的に「ブランディング」という言葉が盛り上がり始めた頃、僕はまだ学生で、ウェブプログラミングを覚えたころだったと記憶しています。時代は、紙媒体が衰退し、ネット広告にかける予算の比率が登り続けており、SNSの到来でもはやネットを介した広告戦略は、ブームを超えてスタンダードとして定着していました。
そして、広告媒体が増えたことにより、メディアを多角的に使う戦略とノウハウが求められるようになりました。それを「クロスメディア」と呼びますが、電通が出版した「クロスイッチ」はクロスメディアを詳しく記した書籍として極めて有名ですね。
この頃から僕がとても意識していたのは、デジタル時代にも最適化されていながら、デザインの本質的な理屈を踏襲した、これまでより「さらに強固なブランド」というものが必要な時代になったということでした。
同時に「ファンメイク」も意識していましたし、それは「過大広告」をしない「生な広告」を目指すことでもありました。
R.D.C.はロゴを動画でプレゼンします。
R.D.C.のロゴへのこだわりは、名古屋ではナンバーワンだと自負しています。ロゴは、最も大切な制作物であり、いわばクライアント様そのものだと考えています。
ロゴで体現されたことは、それが社員やクライアントの日々の物差しになり、目指すべき方向への目印にもなります。それは、過去であり、今であり、未来であるのです。コミュニケーションツールである名刺やパンフレット、集客の役割が大きなウェブサイトより、その温度や形にはとても大きな意味があるのです。
ほとんどの場合、ロゴは「オリジナルフォント」を作って構成します。
ロゴは、1案しかご提案しません。
そんなロゴだからこそ、R.D.C.ではロゴの提案は1案しか出しません。その1案のために徹底してヒアリングし、クライアントのビジネスを触れるような感覚になるほど自分の身に落とし込みます。それを2週間以上の時間をかけて形にし、デザイナー岩門雄太郎が、どんな本質を拾い上げ、どんな要素を、どんな順番でロゴに刻んだのかを2〜5分ほどの「動画」にしてプレゼンテーションします。
動画プレゼンの由来
この方法をとるようになったのは、「あげまん講座」というセミナーロゴを作らせていただいたときでした。当時はまだ2、3案のロゴを提出し、その中から1つをブラッシュアップする方法を取っていましたが。岩門は、あげまん講座のロゴを作るために、「折形」の本を熟読し、一つのアイディアに形を与えました。
その案ができてから、2案目に取り掛かったのですが、どうしても1つ目の案が「答え」だという確信が拭えず、同じレベルのアイディアを見つけられませんでした。そこで喋りベタな彼が考えたのが「1案だけを、その制作思考をストーリーにした動画でプレゼンすること」だったのです。
※当時は「SHOWCASE」という屋号でした!
ロゴは、その1案で決まり、クライアント様のご希望で動画もプレゼントすることになりました。以来、僕らは最初の案に命をかけ、それを純度高く共感してもらえるように、動画を作って提案することにしました。
そうするようになって、最初の案で決まらなかったことは一度もありません。
R.D.C.が胸を張って「1番」といえるロゴ制作
● ヒアリングの精度が高い
● 提案するアイディアは、1案のみ
● プレゼン用のムービーで心がつながる
これまでのロゴムービーをご覧ください。
こちらに、過去のロゴムービーを掲載していますので、ご興味のある方はぜひ御覧ください。
ちなみにこちらは、あげまん講座の講師でもある若山社長のリサイクルショップ BANUL のロゴムービー
いいロゴづくりは、デザイン「eco」
手に持った媒体の、見ているウェブサイトの先にあるサービスの質を図るのに「ロゴ」を見るのが最適です。そこにこだわりを感じなければ、こだわっていないサービスだと人は感じているはずです。そこに歴史を感じなければ、バックボーンが薄いものだと感じるはずです。
逆に、いいロゴを持つことはユーザー体験のなかで、小さなコミュニケーションの隙間に染み込み、自然と最も伝えたい人、喜ばせたい人とのつながりを生み出すでしょう。それがまた別の人へと波紋を広げます。
無駄な「デザインを減らす」
良いロゴを一つ決めきると、僕らデザイナーとしては、その先につくる紙媒体やウェブサイトなどのデザインワークは非常に楽になります。ロゴのご提案で、クライアントと100%のイメージの共有ができるからこそ、そこから先のご提案にもブレがなくってくるからです。
そうすることで、無駄な「捨て案」が無くなるだけでなく、より精度の高い制作物が作れるため、結果として使わないデザインを減らしていくことにもなります。
「何か違うな」という違和感のあるロゴは、きっといつかクライアントのビジネスと乖離し、リニューアルが必要となり、名刺を刷り直し、看板や内装を変え…無駄なデザインを増やしてしまうでしょう…。
究極はロゴが語る
「あなたの会社はどんな会社ですか?」、「あなたの経営理念は何ですか?」という問に、いつでもロゴが答えとなるよう、R.D.C.ではとにかく丁寧にそれを作り上げます。
名刺を渡したとき、パンフレットを見たとき、ロゴの成り立ちを語ることが、クライアントの想いや描く未来や、その理想的な世界観を伝える究極の媒体であるように。R.D.C.は、ロゴにこだわり続けます。